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WALK PHOTO ATELIER
Photographer
Ayumi Fukui
Long Title [ Series Film Scan ]
1997年ギャラリー無寸草にて開催した個展の写真を中心に、
その他、ハヤサキ展、グループ展等のフィルム時代の写真です。
LongTitle_548.jpg窓の向こうには小さな惑星 誰も知らない自分が 誰かが知っている自分を助手席に載せて 少しの不安を軋ませて遠い所へ 街の灯りが星座に代わる前に。 | LongTitle_480.jpg皮も。肉も、血も、骨も、 いつかは、入れ替わり 考える事も少しは変わりつつ在る 代わりきれないきれない残り続ける何者かが、 僕の中でそっと囁く。 | LongTitle_392.jpg光と闇の狭間には 鍵も無ければ扉も無い 眼を閉じるほんの少しの勇気と 香りと言う名の記憶を一雫 素肌から流れ込む優しさで包込む。 |
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LongTitle_478.jpg地に足が着かなくて 着きたいとも思わないけれども 最終的な着地地点は 何時頃、何処で、 迎えられるのだろう。 | LongTitle_506.jpg沈黙を武器にするのは 最も卑劣で簡単な事 弱い奴らの好む事 でも、決して 口にしてはいけない事柄も有る。 | LongTitle_457.jpg自分自身に対峙していると 夢は当てど無く 言い訳を彷徨って 戦う度に失う声はかすれて 闇に繋がれてしまう。 |
LongTitle_446.jpg遠い未来に 夢を馳せ 今居る場所を確認して 自分の憧れに 続く海の向こう側。 | LongTitle_360.jpg何時か何処かで見た景色が 不意に頭の中に放ろがって行く それはきっと僕にとって とても大切な場所? | LongTitle_343.jpg想い続けていればきっといつかは きっといつかはなんて想っていると きっといつかは、きっといつかは・・・ きっといつかはで、終わらないうちに さてと、今度は何をしようか!! |
LongTitle_439.jpgキャンプの傍で育ち 金網越しに憧れ続けていた でっかいアメリカ その時代が今は見えない・・・ | LongTitle_297.jpg光、熱、流れ、時、 振動、電気、旬、匂い 目には直接観えてこない 様々な現象 其処に有るべき真実。 | LongTitle_390.jpg人と語り合う事 付合う事 孤独に耐える事 どちらが難しい事 どちらが辛い事? |
LongTitle_288.jpg憂鬱はすぐにつけ込んで住み着き 指と爪の隙間に血がにじむ 一瞬にして壊れてしまった宇宙 瞼の裏に刻み込まれた虹の色 笑い方を忘れた鯨が泣いている。 | LongTitle_441.jpg土曜が日曜に代わる頃 耐えきれない様な悲しみは ジャケットの 内ポケットの奥深く 小さく綺麗にたたんで仕舞った。 | LongTitle_333.jpg気怠い気分で 遅く目覚めた 夏の午後 開いた瞳に映った 遠い古代の記憶 |
LongTitle_358.jpg沈み行く太陽の中で 暑く熱せられた希望の切れ端が 行き先を見失った渡り鳥に 地図に無い未来を俯瞰する。 | LongTitle_384.jpg塩辛い蒼い月 名も無い犬達の群れが溺れた湖 張り裂けた鼓動に、 保障されているのは 永遠の無い永遠のみ。 | LongTitle_279.jpg流れ辿り着いた先に 見た事も無い何かが始まる けれども、映画の様に 素敵に格好良くは 行かないのが現実。 |
LongTitle_391.jpg月の明かりを素肌に触れる風に感じて 竹の箒で星屑を集めて 星の匂いを嗅いだ時 大河の濁流に流される 木の葉よりも小さな存在。 | LongTitle_261.jpg現実と理想、嘘と真実、憎しみと愛、 誤と正、戦争と平和、 物事の対極に在る 表裏一体の事柄に 優しさのスパイス加えてみる。 | LongTitle_254.jpg水の音がする 波の音、潮の音、雨の音、 河の音、滝の音、何の音 そんな事はどうでもいい事 ただただ、ホッとする水の音 |
LongTitle_272.jpgイルカと泳ぐと とても幸せな時が過ごせると 誰かが言っていた。 海に潜った時それよりも 生き物の多さに驚かされた。 | LongTitle_248.jpg今一番欲しいもの それは、大きな河の流れに身を任せ ゆっくりと、長く、緩やかに、 瞼を半分閉じたまま 抱かれ流されて行く様な時間。 | LongTitle_273.jpg大量の情報や 記録や評価を 閲覧しても 理解し合える部分はほんの一部 その一部分も決して正確ではない。 |
LongTitle_240.jpg一番恐怖に感じる事 それは、僕が死んでも 毎日変わらぬ日々が 地球が廻るのと同じ様に あたりまえにやって来る事。 | LongTitle_238.jpg多数決の少数意見 聞き逃してしまいそうな声 それが本当に正しいと 胸を張って 叫んでみたい! | LongTitle_229.jpg眩し過ぎる陽射しを背に 緑の匂いを嗅ぎながら 遠い記憶の深淵に置き忘れた 大人になりきれない 素敵な痛みを思い出す。 |
LongTitle_228.jpg女郎蜘蛛に彼岸花 過ぎ行く夏に更け行く秋 紅色の翳りが瞼に沁みて 枯草に沈む十五夜の月。 | LongTitle_244.jpg春の陽射しに包まれて 空を眺めて、 全ての状況を受け入れ それでも、好奇心が優先する時 恐れが僕から遠のいて行く | LongTitle_091.jpgヨレヨレのトレンチコートを着た 河馬みたいな顔をしたおじさんが、 僕に語りかけてきた 「君は、現実に棲んでいるのかネ?」 と・・・・・ |
LongTitle_101.jpg常識的な事の先に在るものは 時で言うなら、一直線上に置かれた 過去・現在・未来 しかし、そこに起こる奇跡の確率は、 極端に少ない。 | LongTitle_061.jpg老いる度に 優しさが生まれ 生まれた優しさが 孤独を導く。 | LongTitle_070.jpg優しさに包まれて 開いた瞳に映るのは、 真実から隔たった 空間のほんの一部分。 |
LongTitle_030.jpg追いかける夢に 最も必要なのは、 忍耐力かもしれない、 ほんの一瞬気を抜いた隙に 現実が追いついて来る。 | LongTitle_011.jpg幻を信じていたいから 星の雫飲み干して終えば 何か?ではなく何故か? だけに生きる 情熱と好奇心の鎧に囲まれて | LongTitle_051.jpg好きな物は何ですか?嫌いな物は何ですか? 好きな事は何ですか?嫌いな事は何ですか? 好き嫌いをなくそうと思っていたら 本当に好きなものを忘れてしまった 彼等に出逢った。 |
LongTitle_053.jpgチャンスは何処にだって降って来る 空から降る雨の様に 傘なんかさすのは止めにして 勇気を出して濡れてみよう 子供の時の様に! | LongTitle_046.jpg心の深淵に忘れかけた 希望の欠片に 日が射して、 ふと、見上げた空の向こうに 長く続く未来の分岐点。 | LongTitle_049.jpg夢の無い夢の中で 纏り付かないでくれ 邪魔をしないでくれ 闇の静けさに怯えながら 肩を叩き合った夜 |
LongTitle_037.jpg翔び起つ時、 着地する時、 どちらも勇気の要る事で 終わりでも或り 始まりでも在る。 |
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